巡嶺渉渓紀行
TRAVEL SKETCH

2003

○2月、花と孤児施設を巡るタイ・ゴルフ旅行

もう すっかり年中行事となった 2月の花を巡るタイ・ゴルフ旅行は、あらたにエイズ母子感染孤児など、恵まれない孤児養育施設の義援・訪問といったイベントを加えて、今年は2月23日から3月1日の一週間。

とうに還暦を越えた12名の一行には、バンコック近郊の Bangpoo Country Club (click here)、パタヤの途中の Bangpra International Golf Club (click here)、そしてその近隣の Natural Parkhill Golf Clubで、延べ 4.5ラウンドと なかなかハードな日程。

今年のタイは例年になく不順な陽気で、この時期にもかかわらず猛暑と午後からのシャワーといった有様で、半月余りも季節の巡りが早まっているようでしたが、それはそれ ”好きこそものの・・・”とやらで みな 驚くほど元気に夏空の下のプレーを満喫したのでありました。

年寄りどもの我が侭をものともせずに、現地でなにかとお世話頂いた Iさん、本当にアリガトーッ!
手作りの旅行やコンペが安全・快適に進むようにご尽力頂いた幹事さんのみなさん、そしてご協力頂いた参加者のみなさんには ただ感謝、感謝!

Bangpraでの2日間は、かの坂田プロとご同宿で、 仲間の心酔者や一時心酔者だった連中はプロとの会話や握手で、またひとつ ”冥土の土産”を蓄えたと喜んでいたのでありました。

途中で目にしたこの標識は、(click here)意味する内容に対して見栄えが重厚で、一見なかなかのものでありますよ。(閑話休題)

今年から、例年の花を巡るゴルフ旅行で、タイの人々から授かる癒しや楽しみに対する心ばかりのお返しに、同行の仲間同志がそれぞれ出し合った僅かばかりのお金を集めて、タイの恵まれない孤児養育施設に寄付をすることにして、今年はナコンパトム近郊の "HAPPY HOME"を訪ねてきたりもしたのでした。

ボランティアの両 Oさん、暑さに負けずに体に気を付けて ガンバッテッ!

タイの孤児養育施設”Happy Home"とスタッフのみなさん

さて、そのようなわけで、今年の花巡りはいささか空振り気味でしたが、満開のゴールデンシャワーだけはいたるところで我々の目を楽しませてくれたのでした。

タイ国花 "Raja-pruk"
(画像をクリックすると原寸画像が開きます)

とはいえ、今年画像収録できた新たな種類を加えて 60種収載の「付録:不濁庵植物図鑑”タイの熱帯花木”」に改訂することができましたのでお役立てください。

「付録:不濁庵植物図鑑 ”タイの熱帯花木”」のページ


○3月、満開の寒緋桜のもとにBasenji大集合

23日 和光市に特設した”バセンジーの遊園地−理研分園”(MLオフ会)には 9組15頭の 東京周辺の バセンジー大好き人間とバセンジー達がご来園。(click here)

当日は 朝から この春一番ともいえる 暖かな日和に恵まれ 満開の寒緋桜とこぶし(click here)の前で記念写真を撮ったり バセンジー独占のグラウンドで(click here) 思う存分 リードフリーのドッグランを楽しんだり(click here) また 和気藹々のランチ&バザー といった具合に 無事 流血の惨事?もなく 楽しい4時間余りの交流会となりました。

ランチは トトモモルビ母さんの鯛の握り寿司、ヤムマオ佐藤さんのぜんざい、伊東クレアさんのおでん、バロン鈴木さんのパイ&のり巻き、荒井&ジュリアさんと木戸ブレスさんのフライドチキン、Dido&秋山さんの特製ハム そして 不濁庵特製ビッグサンドと それぞれ搾取したり押し付けたりで この時ばかりは 花よりバセンジーより団子でありました。(click here)

また バザーでは うりりんママさんのバセンジーアップリケバッグとキーホルダー、(click here)トトモモルビ母さんのバセンジーペンダントとストラップ、バロン鈴木さんのバセンジー用フリースウェアーと小物、(click here)不濁庵のバセンジープリントTシャツ(click here)と梅干し、荒井&ジュリアさんの食品、(click here)伊東クレアさんの・・・(○○法違反?)そして Dido&秋山さんのバセンジーのおやつといった具合に それぞれ 多彩な才能を生かして 創作された品々や お仕事がらみの特製品を持ち寄って 物々交換したり 適当な値で買い取ったり と 大賑わい。

そこで 会場のご準備を頂いた バロン鈴木さんご夫妻のお骨折りと ご来園のみなさんのご協力に 唯々感謝 !
いやいや それにも増して このような 絶好の天気を運んで頂いた みなさんの 日頃の行いのよさに対して すこぶるつきの敬意を表しましょう。

直前に 体調を崩してご参加頂けなかった ML管理人の 和太有良ママさんには 1日も早いご回復をお祈りします。

○5月、今年も越後の隠れ湯で一杯

連休も終わった13日の越後の陽気は前日の雨もあがって、すっかり初夏を思わせる暖かな天候となり、大学の山の会の先輩Kさんご夫妻を交えて、山菜尽くしの山の料理と、魚野川をへだて春霞にかすむ残雪の魚沼三山・巻機山から谷川連峰、さらには苗場はもとより清津川の対岸には鳥甲山、果ては十日町越しにかすかに米山を遠望すると云った360度の大パノラマを肴に、久し振りにうわばみの気分に浸ってきました。

山菜採りにはやや時期が遅れ気味でありましたが、午前中に採取したうわばみ草のおかげか,宿のおかみさんがエキストラに出してくれた草餅まで腹に収めても胃の腑の具合は快調で、のどかな隠れ湯の一日でありました。

○6月、久方ぶりの渓流釣行−雨畑川のアマゴ釣り

ネパールヒマラヤ再訪計画が、思いもかけぬ SARS騒ぎで延期の止む無きに至り、今年一年禁足の筈だった渓流釣りは、タイミングよく計画中止を聞き込んだいつもの釣行仲間 Tさんからのお誘い。
そこは嫌いじゃあない企画のご提案とあれば”得たりや応!”とばかりに、ほこりをかぶった釣り具を引っ張り出してでかけたのが梅雨の最中の6月末。
ところは南部南アルプス前衛の笊ガ岳山群に懐深く切れ込んだ早川水系は雨畑川の本流と源流部(画像は見神の滝)でありました。

場所柄、フォッサマグナの一隅とあって見晴るかす山々の山肌の崩壊は、あたかもいたるところ富士山の”大沢崩れ”といった無残な有様。

釣の様子はといえば、前後の雨にもかかわらず、旅の間だけ雲も切れて晴れ間が見えるといった具合で、Tさんと庵主の行いのよさの証の一事ではありました。
濁った流れに期待の釣果はさして上がらず、イワナの顔は見ることができなかったものの、体側の赤い斑点も色鮮やかな美形のアマゴ(画像参照)を、それぞれ数匹ずつ魚篭にすることができ、また渓流伝いの戻り途では、思わぬ季節外れの真竹の筍を手にする幸運にも恵まれたのではありました。

とはいえ、帰宅後のアマゴの塩焼きと熱熱の天ぷら、そして丸焼きにしてから皮を剥いだ熱い筍に”手前味噌”を添えての晩餐(キーボードをよだれで汚す惧れがあるので画像貼付遠慮。)は、まことにもって珠玉のひとときでありました。

それにしても、5ヶ所かまれたブユの痕が今も痒い!

”不濁庵近況(RECENT OUT-DOOR LIFE)−MENU”に戻る