Geneifa Hills 1973/10/?

おそくなりました。m(_ _;m
このシナリオ、バグなのかわざとなのか設定が能書きと違うんです。(詳細は本文をお読みください) おかげであまりの兵力不足に途中でアボート。でもこういったことは「情報部の不手際」として処理すべきだと思い直して初期配置を忘れるべく一週間放り出したところが、プレイしようとする頃には出張、締め切りまた出張。なんと半年遅れとなってしまいました。編成配置のセクションだけは昨年末のオリジナルですが残りは今回改めてプレイし、書き起こしたものです。さあスチャラカ大隊長の無茶苦茶采配今度はどうなりますか。
ではお楽しみください。
イスラエル軍はスエズ運河を渡りカイロに向かって進撃している。この丘陵地帯はカイロを防衛する第3軍への補給路を扼する重要なエリアである。最後の一兵まで死守せよ。

編成

前回の戦いでコア部隊は移動不能になったT-62が一両だけで、その修理を行っても購入ポイントは余りまくり。でも今更変更するような装備も無い。(T_T)

今回の命令はあいも変わらずDefendなのでサポート部隊についてはほぼ前回を踏襲することにした。対戦車ミサイル小隊4個と対空ミサイル中隊2個は同じだが歩兵を3個小隊編成にしてある。これは前回機関銃小隊がまったく役に立たずイスラエル歩兵に対戦車ミサイル小隊を攻撃されたことの対策。これでサポートポイント260点を完全に使い切った。

 
I0-2  Sagger Team x3  対戦車ミサイル小隊
J0-2  Sagger Team x3  対戦車ミサイル小隊
K0-2  Sagger Team x3  対戦車ミサイル小隊
L0-2  Sagger Team x3  対戦車ミサイル小隊
M0-3  SA-6 Gainful x4  対空ミサイル中隊
N0-3  SA-6 Gainful x4  対空ミサイル中隊
O0-2  EG Infantry Sqd x3  歩兵小隊
P0-2  EG Infantry Sqd x3  歩兵小隊
Q0-2  EG Infantry Sqd x3  歩兵小隊
Missionを見るとDefendだが場所がSuez Cityになってる。なんか変だぞ。(?_?;

配置

Geneifa Hills Map 1
このシナリオはDefendじゃなかったのか?勝利ヘクスはすべて敵陣にあるし、これはどう考えてもAssaultのマップだ。支援火力ゼロで塹壕線攻撃か?(--;
予想される敵配置は勝利ヘクス周辺の村落とその後方の樹木線、あとはマップ北東の丘陵地帯。仕方ないので戦車に乗せられるだけ対戦車ミサイル小隊と歩兵小隊を乗せて前方の丘の影に前進。その後ヘリを前方で遊弋させて敵の臨機射撃を誘い、丘の上に上げた対戦車ミサイル小隊でこれを攻撃することにする。戦車部隊は丘の影からポップアップアタックを狙うがほとんど嫌がらせにしかならないだろう。自走対戦車小隊は中央から陽動を掛けさせるがこれは撃破される可能性大。一人一殺でイーブンかな。対空ミサイルは後方の丘の影に配置。
幸いVisibilityが良いので臨機射撃を受けても相手が見つからないということだけはないだろう。逆に対戦車ミサイルを発射する前に制圧射撃を受ける可能性も高くなるわけだが...。

戦闘開始

準備砲撃はなにも無し。
煙幕一つ撃たずに突撃なんて帝国陸軍もかくやの時代錯誤なことをしなきゃならないなんて情報部を怨むぞぉ。(T-T)

第1ターン

南側のT-622個小隊(歩兵及び対戦車ミサイル各2個小隊を運搬)は2列縦隊で丘に向かって前進、後方をZSU-23-42両が随伴。北側の2個小隊(歩兵1個小隊と対戦車ミサイル2個小隊)も同様だがこちらは1列横隊。隊形の違いに特に意味はない。(南側は荒れ地があるので横隊が取りづらい) 唯一の偵察器材であるMi-8は中央の道路沿いに前進して(この時マップ中央東端にいた20mm Vulcan対空砲[以後20AAと略す]に撃たれたが外れる)丘の影に着地して次ターンを待つ。

イスラエル軍に動きは見えない。

第2ターン

北側のT-62は丘の影に到着。歩兵と対戦車ミサイルを降ろして次ターンに歩いて丘を上がらせる準備。南側はもう1ターン掛かる予定。虎の子Mi-8は移動を開始したとたんに前ターンにも攻撃を受けた20AAの攻撃を受ける。ビクビクもので一つ北側の丘の影に隠れるまでに2列に並んだ丘の西側に布陣したTI-672両からも攻撃を受け(しかも片方は戦車砲まで撃ってくる始末)、敵を発見するという任務は果たしているもののいつ撃墜されてもおかしくない。

イスラエル軍に動きは見えない。

第3ターン

北側の丘に対戦車ミサイル2個小隊をあげる。前ターンに確認したTI-672両が射程内なのは確認できたが移動による命中率低下が著しいのでこのターンはこれで終わり。南側の部隊も丘の影で位置についた。次のターンに丘の上に移動、攻撃は2ターン後である。Mi-8は20AAの死角を縫って先程発見した(=攻撃された)TI-67に向かって移動。2両だけということは無いと見ての行動だが東側の列の丘からM51 Isherman3両の攻撃を受けた。(うーん、狙いはTI-67の残りだったんだが) 丘陵地帯の北の端にMi-8を隠そうと思ったらそこにはしっかり別の20AAが!いきなり目の前に出てこられて驚いたのか相手も撃ってこない。これ幸いとこちらから攻撃を仕掛け(Mi-8はロケット弾まで搭載しているからこういった場合に結構強い)、クルーをretreat状態に追い込みその脇で着陸。(^^;


先程視界確認を怠ったのが祟ってMi-8がTI-67からまたも攻撃を受けた。幸い無傷だが幸運はいつまでも続かないだろう。
retreat状態だった20AAのクルーは兵器を放棄したものの既にPinnedまで回復している、すぐに元に戻るだろう。次のターン中に撃破するか、この辺りには近づかないようにするかしたほうが良さそうだ。

第4ターン

北の丘から対戦車ミサイルの集中砲火を行うが派手な割にはあまり戦果は上がらない。2個小隊の手持ち弾薬を半分使い切ってM513両とTI-671両を撃破したのみである。命中率は5割というところ、命中しても損害を与えられないことすらあるのが悲しい。南側でも対戦車ミサイル部隊が位置につくが攻撃は次のターン。Mi-8は安全を考えて西に脱出を図る。途中TI-67をもう1両発見し(やっぱり西側の丘の列に居た)、新たな20AAの攻撃を受けた。(前ターンで撃破した20AAと丘を挟んで反対側に居た、なんて嫌らしい配置だ) その後道路を越えて南寄りの丘の影でターンを終えることにした。

またしてもTI-67から攻撃を受けるMi-8。(我ながら何やってんだか) 南側の丘に登った対戦車ミサイル班の一つが南の樹木線沿いに居たM51の攻撃を受けた。予想通りの位置ではあるが距離33では見つかっても仕方が無かったのか?いずれにしてもやや近づきすぎた。

第5ターン

前ターンに攻撃を受けた対戦車ミサイル班は損害が出たこともあり使い物にならない。撃破されると嫌なので後方に下げる。残りの対戦車ミサイル班でM51を撃破。命中率10割は良いとして、命中しても損害ゼロは勘弁してほしい。相手は第2次大戦のリサイクルだよ。北側では前回討ち漏らしたTI-672両を対戦車ミサイル班総出で撃破(こちらは命中率4割)。樹木線沿いを偵察に出ようとしたMi-8は動き出した途端にM51とTI-672両ずつの攻撃を受ける。南側の対戦車ミサイル班で攻撃可能なのは残り3班。撃破しやすそうなM51を優先で攻撃するつもりだったが射界の関係でM51の一方は攻撃できなかった。結局M51とTI-67各1両を仕留めてこのターンの攻撃は終わり。Mi-8は安全最優先で南側の対戦車ミサイル班が陣取った丘の影に隠すことにする。
イスラエル軍に目に見える動きはない。ただ撃破された戦車のクルーが脱出を図っているようだ。

第6ターン

南側で前ターンに討ち漏らしたM51とTI-67を攻撃する。M51は射界の関係で2班しか攻撃できず命中させたものの撃破には至らない。(砲塔正面に当てたみたいだから戦車砲が死んでいると良いな)TI-67は無事撃破。(なんとなくTI-67の方が撃破しやすい気がする) 敵機甲戦力はほぼ殲滅したと思われるのでMi-8に南端勝利ヘクスを偵察させたところ、出てくる出てくる、歩兵1個小隊にB11無反動砲1門に狙撃手1名。歩兵2個分隊に軽くロケット弾など浴びせたもののすぐ復活してくるだろう。T-62に歩兵を乗せて突入させる準備を開始する。(せめて迫撃砲でもあればどんなにか気が楽か)

イスラエル軍に目に見える動きはない。

第7ターン

前ターンに討ち漏らしたM51を撃てる対戦車ミサイル班で撃破。これで確認できている戦車は全滅させた。陽動を兼ねてマップ中央で待機していた(完全に失念していた)BRDM-23両(対戦車小隊)を中央の道路で前進させる。このとき先程発見していたB11無反動砲が射程60ヘクスで攻撃してきた。(こんなに射程長かったんだ (**;) 幸い南側対戦車ミサイル班で射界に捕らえていたのがいたのでSaggerを2発撃ち込み、若干の損害を与えた模様。(すぐ復活するんだろうな) 丘を越えて突入を開始したT-62からも射界が確保できるものは無反動砲を目標に砲撃を加えた。(気休め) 北側でもT-62は突入に移った。ZSU-23-4は念のため突入開始を1ターン遅らせることにする。偵察に出たMi-8はみ並みの道路沿いの家屋にB11無反動砲を発見、これを撃破した後丘の影に待避した。

丘の影に隠れたMi-8に狙撃手が攻撃を掛けてきた以外はこれといった動きはない。

第8ターン

南側では進撃しつつ無反動砲に攻撃を加える。与えた損害は少ないが頭を下げさせるぐらいはできたようだ。道路沿いに南東に移動したところ南端勝利ヘクスの周りに新たなB11無反動砲が姿を見せ攻撃してきた。反撃して若干の損害を与えた模様。北側は順調に進撃を続ける。問題は前方の丘を乗り越えるか、周り込むかというところ。中央のBRDM-2には陽動のつもりで目障りな中央東端の20AAを攻撃させたところ撃破してしまった。(^^;v 突入させるが装輪車両を道路上で移動させるものだから早い早い。あっという間に敵陣目前であるがこいつらは対歩兵戦闘能力が絶無だから実際に突入させるわけには行かない。対空砲火が無くなったことを幸いに偵察に出たMi-8はまだ発見されていなかったTI-67から臨機射撃を受けた。(BRDM-2を前進させるんじゃなかった!) 攻撃できるユニットが居ないのでMi-8はそのまま前進、勝利ヘクス周辺の歩兵2個分隊を見つけたのち先程のTI-67の後ろまで出てしまったので攻撃してみたら撃破。(ちょっとゲーム的だな) Mi-8はその後無事離脱に成功、丘の影に着陸した。
士気の高いイスラエル軍は「若干の損害」ぐらいはものともせずB11無反動砲が道路沿いのT-62に対して撃ってきた。命中率20%未満とはいえ当たると恐いぞ。

第9ターン

南端の勝利ヘクス周辺にて近接していた歩兵分隊をT-62の砲撃で制圧したあとで先程攻撃してきたB11無反動砲にT-62で隣接、攻撃を試みた。そうするとさらにその後方に新たなB11無反動砲が出現、攻撃を加えてきたがこれは後続のT-62が仕留めることができた。後続のT-621個小隊が道路を離れて勝利ヘクスを包囲しようとしたところ敵歩兵分隊に接近しすぎたらしくLAWの一撃を受けて小隊長が撃破されてしまった。乗っていたエジプト歩兵分隊はあえなく潰走。(T_T) 北側ではT-622個小隊が無事丘の間を抜けて前進を続けている。このターンはMi-8はお休みの予定だったが南側での惨状をカバーする意味で歩兵分隊2個を攻撃若干の損害を与えた。(問題はすぐ回復してくるということだ)

イスラエル軍狙撃手が実に活発に活動していた。先程潰走したエジプト歩兵分隊はさらに混乱の度合いを増し、Mi-8も損害こそ無いものの繰り返し攻撃されている。生き残った無反動砲による攻撃はBRDM-2の反撃を呼び、それなりに損害を出した模様。(これってソフトスキン相手にもここまで有効だったのか (**;)

第10ターン

南端の勝利ヘクス周辺では激しい戦いが続く。歩兵を降車させたT-62が突入、イスラエル歩兵の攻撃をしのいで戦車砲や機関砲で制圧後、歩兵が接近して大ダメージを与えるという手順で1ヘクスづつ確保していく。(突入前に歩兵を降ろすのは歩兵を乗せたまま戦車を前進させるとイスラエル歩兵の攻撃で乗車歩兵が潰走し、巻き添えで戦車の士気が崩壊、攻撃不能になるため) ここは樹木や家屋のあるすべてのヘクスに歩兵が潜んでいるようなので敵の姿が見えなくても事前に砲撃してから接近しないといけないようだ。北側のT-62は順調に接近を続けている。
イスラエル軍の士気は異常だ。10人の歩兵分隊が3人にまで討ち減らされてもまだ反撃してこちらの歩兵分隊を潰走させてしまう。(第4次中東戦争に限ればエジプト軍の訓練度は相当高かったはずなんだけど) 結局南側で勝利ヘクスに突入したエジプト歩兵は壊滅している。(T_T)

第11ターン

Mi-8は弾切れにより戦線離脱。北側の部隊は順調だ。南側がようやく南端の勝利ヘクスすべてを確保した。しかし周辺には潰走したとはいえイスラエル歩兵が残っている。彼らは殲滅しない限り逆襲してくる可能性が高いので掃討戦に時間を取られそうだ。

後方に取り残されて潰走状態のエジプト歩兵が狙撃手に苛められている以外は動きなし。

第12ターン

北側では丘を越えた辺りで20AAの攻撃を受けた。損害は無かったが放っておくと歩兵を苛められる可能性があるので射界に入ったT-622両で攻撃、retreat状態に持ちこむ。また射界内の家屋を片端から攻撃、倒壊1件、火災1件。南側ではBazooka Teamが木立に篭っていたので5ヘクス離れて(Bazookaの射程は4ヘクス (^^;)撃ちまくり木立に火災を発生させる。そういえばZSU-23-4を完全に忘れてた。対歩兵なら使いでがあったのに。手遅れだろうが一応前進させる。
後方に取り残されて潰走状態のエジプト歩兵が狙撃手に苛められている以外は動きなし。

第13ターン

北側ではT-621両がマップ東端の勝利へクスを確保。(この際20AAの攻撃を受けるが損害無いので無視)残りのT-62で歩兵を追い散らし、北から2番目の勝利へクスも確保する。南側では前回見つけたBazooka Team(しっかりReady状態まで回復してた)を寄って集って砲撃したあと隣接したT-62から歩兵分隊を降ろして撃破。これで目に付くのは真中の勝利へクスの周りにいる歩兵1個分隊ぐらいだ。
前ターンに半分以上損害を与えてrouted状態になっていたイスラエル歩兵が次から次へとT-62に攻撃してくる。幸い撃破はされなかったものの1両が主砲を破壊されてしまった。(良く見たらイスラエル軍のHQ unitまで近接攻撃を掛けてきていた (**;)

第14ターン

前ターンはヒヤリとしてものの開けた土地で移動してしまった歩兵ほど脆いものは無い。T-62で囲み、歩兵が隣接しては片端から撃破していく。全勝利へクスを確保した上にイスラエル軍のHQも撃破した。もうそろそろ終わりだろう。

終わった。

後始末

キャンペーン最終シナリオが終わった。スコア的には1555対59で圧勝したものの、T-62をまともに撃破されたのをはじめとして大きな損害を出すこととなった。イスラエル軍は戦車歩兵各1個中隊からなり予想通りの配置だった。イスラエル側に間接支援が無かったことを割り引いても今回のエジプト軍の編成(こちらも間接火力ゼロ)で勝てたのはMi-8によるいささかゲーム的な偵察行動あったればこそだろう。このキャンペーンを戦車抜きの空中機動歩兵でプレイすると面白いかもしれない。
なおキャンペーンの最後にでてきたお褒めの言葉からすると一応完勝ということになるらしい。(^^;


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