4.5 支援部隊 − 縁の下の力持ち

 軍隊というものは最前線で兵器を扱う兵士だけでは成り立ちません。兵士一人一人を多数の後方支援部隊がサポートしてこそ軍隊は強力な戦闘集団と化します。SP2にはそれらの支援部隊の内二つだけが登場します。いずれも単独では単なる的ですが使い方次第で戦力を倍増させることになります。

4.5.1 補給車輌

 使ってしまった弾薬を補給してくれるという弾数の少ないユニットにとっては非常にありがたい存在。盤上砲兵やSAMユニット(特に固定配備のもの)を使用する場合には購入ポイントが許せば1セクションを編成に加えておきたいユニットである。(でもそれ以上は多分無駄になる) ただし、煙幕弾は補給してくれないので迫撃砲しか盤上砲兵がいないときに補給車輌を用意しても無駄であることが多い。
 補給車輌から補給を受けるためには双方とも移動せず、Suppressionが溜まっていない状態で隣接している必要があることに注意。むろん敵前でこんなことを悠長にやっていられるわけはないので必然的に補給車輌の恩恵を受けられるのは戦線後方で間接砲撃や対空攻撃を行う前記の砲兵及びSAM以外では足の速い攻撃ヘリぐらいのものである。また補給車輌の周りにこれらの地上ユニットを固めて並べると敵が航空攻撃や間接砲撃を加えてきたときにどうなるかぐらいの想像はしておく必要がある。まあ航空攻撃に関しては長射程SAMユニット一つ二つと安い対空砲ユニットを多めに周辺に配置しておけばさして心配する必要も無いが。

4.5.2 砲兵観測車輌

 間接砲撃を有効に使おうと思うと欠かせない存在。FOあるいはFISTと呼ばれることが多い。間接砲撃が実際に行われるまでの遅延時間はA0ユニットかFO-vehicleユニットが要請を行った場合が一番短く、またFO-vehicleのリーダーはArty値が高いため正確でもある。 PCはこのユニットを目の敵にしてくるので間違っても他のリーダー(特にA0)と同じヘクスに置いてはいけない。極力離した位置に置く方が死角を無くすという意味でも大事である。

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