ステレオペアはステレオグラス(立体めがね)を通してみる方法と、ツールを使わないでみる裸眼立体視があります。裸眼立体視はどこでもいつでも見ることができるため、やり方を習得すると大変便利です。
ステレオ写真の見方には右目で右側の写真を見て、左目で左側の写真を見る平行法と右目で左側の写真を見て、左目で右側の写真を見る交差法があります。交差法は写真の大きさに制限はなく大きな写真でも見ることができますが、平行法はあまり間隔が広くなるとむつかしいので小さなものに適しています。なれればどちらでもできるようになります。1日練習してもできないひとはあきらめましょう。
それでは、練習始めましょう。
2枚のコインを机の上においての練習をしてみましょう。
同じコインですから立体には見えませんが、手軽にどこでもできる練習方法です。 |
机の下を見るような気持ちでぼんやりと眺めているとコインが3つに見えてきます。最初はぼんやりと見えますがそのまま見ていると焦点が合って鮮明に見えてきます。 |
うまく見えたらコインの間隔を広げていきましょう。だんだんと広いものでも焦点が合うようになってきます。 |
家の中の壁に同じ模様の繰り返しパターンの壁紙が貼ってあるところがあれば、交差法の練習ができます。模様が浮かびあがってみえてきます。左右の目で見ている部分を1つおき、2つおきと変えると遠近感が違って見えます。印刷のピッチのずれがあるとでこぼこにみえてきます。 |