「ルミナリエ」とは 

イタリア語の「ILLUMINAZIONE PER FESTE (祝祭のためのイルミネーション)」が語源。
ヨーロッパのバロック時代(16世紀後半、ルネサンス時代)に盛んに創られた祭礼・装飾芸術のひとつとして誕生した光の魅力を駆使した建築作品がその起源とされています。
やがて、イタリア南部において電気照明を使用した幻想的な光の彫刻として変化を遂げ、「ルミナリエ」と呼ばれる現在の形態になりました。
さまざまなデザイン様式の木製アーチに色とりどりの電球による彩色がほどこされたこの光の彫刻は、その設置デザインによって三次元的な芸術空間を創造するもので、「Galleria(ガレリア)」と呼ばれる遠近感のある光の回廊と、「Spalliera(スバッリエーラ)」と呼ばれる光の壁掛けなどで構成されます。
「神戸ルミナリエ」は、ルミナリエを芸術として伝承するイタリアのアートディレクター、ヴァレリオ・フェスティ氏が創り出す”光の彫刻作品”です。
1995年から始まり3回目です。
「神戸ルミナリエパスポート」より抜粋しました。
(1997.12月)