先山千光寺(兵庫県)
狛猪
千光寺は縁起によると、延喜元年(901)忠太という狩人が播州の山奥で大イノシシに矢を射かけたが、イノシシは海を渡って淡路の山中に逃れた。これを追って先山にわけ入った忠太は、山頂の大杉の洞の中に自分の放った矢が胸に突きささっている観音様を発見した。驚いた忠太は懺悔して出家、寂忍と改め山上に堂宇を建て、千手千眼観世音菩薩像を本尊にしたのがこの寺の起こりと言う。この由来にちなみこの寺の狛犬は犬ではなくイノシシになっています。
撮影 2011.1.15
平行法
アナグリフ