5.Google Colabを使っった立体化処理

 普通3D写真は左右の画像を2台のカメラで撮影しますが、1枚の写真を3D化できれば3D写真の作成はたいへん容易になります。

 以前から3D化の方法はいろいろ検討され、映画では2Dで撮影されたものを3D変換されています。2台のカメラで3D撮影されたものも左右のずれなどがあったり奥行き感が合わない場合などは2Dから3D変換されているようです。ただ、3Dへの変換処理はそうとうのコストがかかりますが、商業的に採算は取れているようです。

 写真の場合も同じようにできるはずですが、一般向けの適切なソフトはありませんでしたが、最近、Googleから3D化ができるものが無償提供されています。今回、この方法で3D化をしてみました。人物中心の写真はうまくできますが、うまくできない写真もあります。万能ではありませんがおもしろいソフトです。

1枚の写真を立体化する方法(デプスマップによる)

 

左側の画像がオリジナルの写真で、この写真から立体化の処理をした写真です。

交差法です。

平行法です。

立体化処理にあたって、まず2D写真からデプスマップを作成し、デプスマップと2D写真から3D写真を作成します。

作成方法は3D写真で有名な「むっちゃんのステレオワールド」にある「ステレオフォトメーカー」のデプスマップ処理と

Google Colabを使った、2D画像からデプスマップの作成 を使います。「Google Colab」はGoogleが無償提供している3D化のソフトウエアでGoogle Drive上で使います。これで、デプスマップを作成します。 「Google Colab」の使い方は、ここで詳細に書かれています。

 右側が作成したデプスマップです。

左側の写真と右側のデプスマップから3D写真を作成します。

この方法は後から奥行きの調整ができます。

 

視差 5%  交差法です。

 

視差 3%  交差法です。

 

視差 1%  交差法です。

 

あいなの里 人形   交差法です。

ひな人形    交差法です。

   

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