プラスチックのカップにいくつか穴を空けたものと、1本の弾力性ある管で構成され、下のような形で使います。使用後は再び管をはずして洗浄します。
管のとりつけ
まず、穴1に管の片方の端を通して端がカップの中に突き出した状態にします。
内側に少し出たら、管の先をつまんで内側から引っ張る
次に管の他方の端を取っ手の内側から穴3を通して突き出します。
最後に管の途中を穴2(半分空いている)に横からはめてセット完了です。
コーヒー粉を入れます。管の端aが粉の上に出ているように高さを調節します。
淹れ方基本(カッピングに沿った淹れ方)
カッピングと同等の抽出
湯を粉にまんべんなくかけながらカップ一杯になるまで注ぎます。
管を通してコーヒー液が途中まで上ってきます(矢印、一部粉も混じる)
このまま3〜4分放置します。浮いたコーヒー粉をスプーンで数回混ぜます。
管を穴2からはずして、ループ部分をつまんで押し下げますと、
管の途中まで来ていたコーヒー液が管をつたって端bからサーバーに出てきます。
いったん出始めますと、あとはサイフォン効果で連続して出ますので
コーヒー液が出終わるまで、管を再び穴2にはめて固定します。
出終わったら管の端bを持ちあけます。すると管中のコーヒー液がカップの方に戻ります。
サーバーからコーヒー液をコーヒーカップに注ぎます。サーバーの底には多少コーヒー粉が残ります。
フィルターを使っていませんので粉が管の入り口に詰まってコーヒー液が流れ出さないことがまれにありますが、そのときは管の途中を片方の指で強く挟んでおいてもう一方の手の指で管のカップとの間にある部分をどこでもよいですから軽くつまんで離せば流れだします。
抽出を始める前の管の中に水滴がありますと本来のサイフォン効果がうまく機能しません。管を洗ったあとなど最初に管をカップにはめるとき、管の中に水滴がないことを確認してください。