本当は恐ろしいグリム童話

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本当は恐ろしいグリム童話
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KKベストセラーズ
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桐生操
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\1500
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読書のページ記念すべき一発目は「本当は恐ろしいグリム童話」です。グリム童話が本当は結構グロテスクなお話だったという事は物書きの間では常識(?)な部分もありますが、さすがにこんな初版本は手に入りませんし、ドイツ語なんで(笑)私には読めません。いや、ドイツ語はちょっと分かるんですよ(自慢)、でも、いくら童話とは言え比喩や諺が入っている文章はさすがに・・・。
で、この本はそういう私の欲求不満(?)に答えるちょうど良い本でした。グリム童話の初版を基にさまざまの文献、専門家の意見を取り入れ、今に伝わっているグリム童話を再構成してしまうという、かなりの意欲作。私は上記の通り初版本は読んだ事は有りませんし、残念な事に今に伝わってるグリム童話さえきちんと読んだ事は無いのですが・・・。そんな自分でも、あぁ、もしかするとこうだったのかな、と納得してしまうほどの出来栄えです。ただ、ちょっと内容が・・・な部分がありまして18才未満は遠慮しようね☆て感じですが(笑)。いや、別にそんなにきわどい描写がある訳ではないんですけど、ネタがネタで、ソフ倫ならひっかかるぞ、という(笑)。ま、そのへんもしっかり書いてるあたりが逆に信頼感を与えてるというか、実にいい感じであります(謎)。また、童話を書きっぱなしという訳ではなく各童話の最後には精神的・歴史的な簡単な考察が書かれているのも好感が持てます。こちらは私のようにコテコテの日本人には知り得ないような中世ドイツの風俗などがきちんと書いてあります。ただもう少し深く突っ込んでも良かったかなぁとも思うんですけど、童話にそこまで求めるのは違反かな(笑)。
この本の魅力はそのすばらしい挿し絵にもあります。弓本純加さんという絵描きさんの絵なのですが残念ながら私はこの方の絵を見るのは初めてでして(笑)。水彩なのかな?濃い絵の具をそのまま塗ったようなタッチなんですけど、線はきちんと出てるんですねぇ。すごく印象的な絵です。最近コピックとか、ポスターカラーとかの絵ばかり見てるんでとても新鮮です。荒いキャンバス地(?)に描かれたデッサンのしっかりとした絵は見ていて心地のいいものです。
本の最後に参考文献が記されているんですがこれがかなりいろいろな分野を網羅していてじつに「使え」ます。ぜひこの辺は研究してみたいと思います、というところで第1回はおしまい。次は・・・、何を書きましょうかね・・・。
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