軍国の金太郎


日露戦争のまっただ中、明治38年(1905年)1月に発行された「軍国の金太郎」は当時の国情をよく反映している。
これらは通称「赤本絵本」と言われるもので、明治20年ころから流行。
画面いっぱいに描かれた画、口絵部分を観音開きする工夫は一種独特であった。
また、内容もさまざまで、日本歴史、武勇伝、昔話、動物づくし、戦記物など、その発想は江戸時代の滑稽物に似たところがあった。

      *本資料は南足柄市「金太郎ファミリーの会」藁科 東氏のご好意により、提供頂いたものです。


「軍国の金太郎」明治38年 甲辰社発行

「軍国の金太郎」 森桂園作 尾竹・国観画

「軍国の金太郎」 森桂園作 尾竹・国観画


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