Mifreket 1973/10/9

イスラエル軍も態勢を立て直してきたようで、シャロン師団を中心とした大規模な反撃を試みるようだ。我々は第21機甲師団と第1機械化旅団と共同してこれを撃退する。ここでイスラエル軍に大打撃を与えることができれば次は我々が攻撃する番である。

編成

コア部隊には変更は無い。
サポート部隊は基本的にFirdan橋頭堡と同じ考え方で編成した。対戦車ミサイル小隊3個、対空ミサイル中隊2個、歩兵小隊3個に補給分隊1個というところ。間接砲兵がいないがエンサイクロペディアを参照する限りイスラエル軍の砲兵が盤上砲兵ならマップ上のユニットで対処できるし、盤外砲兵なら相手の方が射程が長そうなので練度を考えると制圧射撃を受けて勝利ポイントを献上するだけと割り切る。(最初のシナリオでも結局使わなかったし)
I0-2  Sagger Team x3  対戦車ミサイル小隊
J0-2  Sagger Team x3  対戦車ミサイル小隊
K0-2  Sagger Team x3  対戦車ミサイル小隊
L0-2  EG Infantry Sqd x3  歩兵小隊
M0-2  EG Infantry Sqd x3  歩兵小隊
N0-2  EG Infantry Sqd x3  歩兵小隊
O0-3  SA-6 Gainful x4  対空ミサイル中隊
P0-3  SA-6 Gainful x4  対空ミサイル中隊
Q0-1  Ammo Truck  補給分隊

配置

Mifreket Map 0
イスラエル軍の予想進路を赤い矢印で示す。今回は勝利へクスがある丘がマップの中央寄り(A, B, C)にあり、それ以外にも丘が多い関係上射界を広く取れる配置場所が極端に限られることとなった。しかたが無いので対戦車ミサイル()はマップの南北端の丘を中心におそらくは序盤における間接砲撃が比較的少ないと思われる丘Aにも配置した。戦車部隊(水色)は敵戦車戦力を削いだ後の反撃用ということで丘の影の間接砲撃が及びそうに無いエリアに、歩兵部隊()は勝利へクス周辺で最後の守りを担当させた。対空部隊()はいつもどおり戦場後方で展開する。

戦闘開始

イスラエル軍の第一撃はセオリー通り間接砲撃から始まった。丘BとCを主な目標としており、幸い損害を受けた部隊は無かったが中央の丘の前方に(下のマップで灰色の楕円)煙幕を落とされたのは痛かった。特に丘Aでは展開した対戦車ミサイル班の一つが完全に視界が効かなくなり移動を余儀なくされたほか、それ以外の対戦車ミサイル班も射界を限定されてしまった。

第1ターン

臨機射撃で存在を暴露しないように対空部隊を除くすべての部隊の臨機射撃距離を1に設定。また煙幕によって視界が効かなくなった対戦車ミサイル班を煙幕の縁に移動させて、最低限の射界を確保させた。

各種戦車14両とM113A212両が視界内に登場した。北側に戦車5両とM113A24両、残りが南寄り。

第2ターン

対戦車ミサイル班による攻撃を開始。ターン終了時には戦車6両を撃破、1両を移動不能(北側で2両撃破、それ以外はすべて南側)に追い込んだ。北端の丘に陣取った対戦車ミサイル小隊は射程不足で攻撃できず。(やはりこの配置は失敗だったか?)

しかしイスラエル軍はこれらの損害を無視してひたすら接近してきた。特にM113A2は足が速いので、早くも戦車部隊との距離が広がっている。対戦車ミサイル班がM113A2の機関銃の射程に入ると面倒かもしれない。

第3ターン

引き続き対戦車ミサイルによる攻撃を続行。しかし先に撃破した戦車の残骸が視界を妨害したり、目標が接近しすぎていたりで戦車3両M113A21両の戦果に留まる。これでイスラエル軍に残った戦車戦力は北側がM51 Isherman2両、南側がSho't3両(1両は移動不能)である。

イスラエル軍の間接砲兵が反撃に出た。丘Aが集中砲火を受けて対戦車ミサイル班に損害が出た他、南北端に配置した対戦車ミサイル班の手前にも着弾した。こちらは損害無し。(本当は煙幕を張りたかったんではなかろうか?だとしたら実に良い配置だったが) そして、航空部隊が最後にやってきた。マップ南端に沿って対戦車ミサイル班(マップ端に一列に並んでいる、実にオイシイ目標)を狙ってきたA-4FはSA-6の一撃で撃墜。A-4Fがもう1機東南から進入して南側に配置したT-62を狙ってきたが爆撃前にSA-6の連続攻撃を受けて撃墜こそしなかったもののT-62に損害は無し。最後にやってきたSuper Mystereはナパーム弾を落としていったが目標がZSU-23-4ではちょっとSuppressionが溜まっただけ。(それもすぐ回復できた)

第4ターン

前ターンの間接砲撃の影響は思った以上に深刻で、損害を受けてない対戦車ミサイル班でもSuppressionが溜まっていて命中率ががた落ちだった。それでも4両の戦車を撃破し、南側のSho't1両を除きイスラエル軍戦車部隊は壊滅した。

唯一生き残ったイスラエル軍Sho'tが果敢に対戦車ミサイル班を攻撃してくるが損害は無い。(Suppressionが溜まるのは同じぐらい痛いが) また前ターンに煙幕を張るつもりだったと思った間接砲撃はやはり制圧を意図していたらしい。(下のマップでは黄色の楕円)しっかり修正した着弾が南北の対戦車ミサイル班目掛けて降ってきた。全滅した班は無いが、損害がそこそこ出ている。

第5ターン

そろそろ対戦車ミサイル班では弾切れが発生している。間接砲撃によるSuppressionと合わせて攻撃能力は一気に低下した。それでも前進を続けていたM113A2がようやく対戦車小隊の射程に進入してきており攻撃できた。5両を撃破したがイスラエル軍に残った唯一のSho'tはちょうど死角に入っていて攻撃できない。

地上からの攻撃は無かったが航空攻撃は相変わらずだった。第3ターンの生き残りのA-4Fが銃撃を仕掛け(撃墜したがマップ外へ脱出したので得点は半減)、さらにはSuper Mysterが対空陣地にナパーム弾を投下していった。いずれも軽微な損害ではあるがSuppressionが溜まった部隊が多く、再編成が大変そうである。
と思ったら投了された。(^^;

後始末

Mifreket Map 1
得点は1729対13と相変わらず圧勝、コア部隊にも一切損害が出ていない。イスラエル軍は戦車4個小隊半と機械化歩兵3個小隊プラス支援の間接砲、航空機といったところ。大きく南北2グループに分かれていたが南のグループは途中から二つに分離している。
戦闘後にはT-625両がVeteranとなった。しかし相変わらずコア部隊が何もしてない。(--;
このシナリオでは対戦車ミサイルの射程不足が顕著に現れた。多少の損害を覚悟でもう少し前線近くに密集配置したほうが良かったかもしれない。また対空陣地もやや北側に寄り過ぎていたかもしれない。
次はスエズ運河西岸へ戻ってミサイル基地の防衛だ。


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