サイクロン式抽出器の淹れ方

サイクロン式抽出の原理

上手に淹れるためいはサイクロン式抽出の原理を知っておく必要があります。
サイクロン式はサイフォン式と同じように真空の吸引力で急速抽出します。

どうやって真空ができるか
水蒸気でまずサーバーの中の空気を追い出して、そのあとサーバーを冷やすことによって
サーバーの中の水蒸気が水にもどり真空状態になります

そのときドリッパーとサーバーの間はゴムのパッキンで密着していますので
コーヒー液がサーバーの中に吸引されるという具合です。

写真はガスの熱で水蒸気が発生しているところですが、中のお湯が沸騰してどんどん泡が出ているくらいでなくてはいけません。火力が弱くてぽつりぽつりと泡が出る程度ですとサーバーの中の空気が追い出されずに残ってしまう可能性があります。そうなると真空になる程度が弱く、吸引もあまりされないといったことになります。

お湯の温度は好みによって低温(55℃くらい)から高温(85℃くらい)までOK
低温で淹れるほど苦味がなくまろやかで高温で淹れるほど苦味が強くでます。
ほどほどに苦くまろやかなのは中温(70℃くらい)がいいでしょう。
蒸らし時間によっても味は変わります。
蒸らし時間が短い(数秒)ほどあっさりした味になり、蒸らし時間が長い(30秒)ほどこくのある味になりますがあまり長いと雑味が混じってまずくなりますのでご注意。
ほどほどにこくがあるのは蒸らし10秒くらいです。

というわけで、
お湯の温度を変えたり、蒸らし時間を変えることによって、同じ袋のコーヒー豆でもいろんな味が楽しめます。
例えば、
湯温を、低温・中温・高温 の3種類とし
蒸らし時間を、0秒・10秒・30秒 の3種類とすれば
3x3=9種類の味ができます。

同じ豆でも9種類の味を楽しむ方法

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