8.0 キャンペーン

 Steel Panthers IIをPC相手にプレイする上で一番楽しめるのは実はキャンペーンかも知れません。単発シナリオではある意味損害を気にせずに戦うことができますが(本当に気にしないと負けますが)キャンペーンではそうも行きません。損害が大きすぎると次のシナリオ開始時に修理が間に合わず、戦力不足のまま戦うこともありえます。一方戦いを生き残ったコアユニットは経験を積み、より強力になります。部隊全体を見渡したマネジメントが要求されます。
  キャンペーンではプレイヤーが指揮するユニットはコアとサポートに分けられます。コアは文字どおり部隊の根幹であり、キャンペーンを通して指揮することになります。コアユニットの購入に費やせるポイント数は設定画面の第一プレイヤーの購入ポイントを変更することで設定できます。サポートはシナリオ毎に購入されるユニットで、シナリオの内容によって使用可能な購入ポイントが増減します。
 キャンペーンには2種類あります。   キャンペーンは大まかに以下の流れで進みます。
  1. キャンペーンの選択
  2. コアユニットの購入
  3. サポートユニットの購入
  4. シナリオをプレイ
  5. 損害を受けたユニットの修理及びユニットの変換
  6. キャンペーン終了まで3-5を繰り返す

8.1 キャンペーンの選択

 ロングキャンペーンをプレイする場合、敵味方の国籍、大まかな地形、作戦期間及びその間の戦闘数を選択します。この時敵は最大3カ国まで選ぶことができますがすべてを同じ国籍にしても構いません。作戦期間の設定は登場する兵器の種類の他、マップ上の雪の存在に影響します。
 ショートキャンペーンは普通のシナリオ選択と同じです。
  いずれの場合も初期購入ポイントはこの時点で設定しておく必要があります。

8.2 コアユニットの選択

  キャンペーンではサポート購入時に使用できるポイント数が相対的に少ないのでコアユニットの選択次第でプレイヤーの戦力は大きく変わります。ランダムシナリオのユニット購入と基本的に同じですが購入できない種類のユニットもあります。コアユニットはここで購入したらあとからユニット数を増やすことはできないので将来ユニットを変換することを前提に員数合わせのユニットを購入することもあります。 またSP2はリーダーの存在が重要なのでリーダー1ユニットにあまり多くの部下が付いている部隊は運用が難しくなります。機会があり次第一つのリーダーにはせいぜい3ユニット程度の部下が付くように再編成するべきです。このときにSniper等の小部隊編成のユニットは追加のリーダーとして使用できるので便利です。
  またSP2ではユニット数や部隊数の制限がSPに比べて緩和されたのであまり気になりませんが制限は依然として存在するのでむやみやたらと大きいなコアユニットを編成するのも考え物です。

8.3 サポートユニットの購入

 シナリオ毎に登場するユニットを購入します。手順はランダムシナリオのユニット購入と全く同じです。

8.4 シナリオをプレイする

 手順はランダムシナリオの場合と全く同じです。違うのはシナリオ終了時にシナリオ中に得た経験値に応じてコアユニットのレベルが上昇することがあることです。経験値は基本的に戦闘に参加して敵ユニットを撃破すればするほど得やすくなっています。もしゆとりがあればコアユニットが止めを刺すように攻撃するユニットを割り振ると良いでしょう。

8.5 ユニットの修理と変換

 キャンペーンではシナリオ中でコアユニット被った損害は修理しないと次のシナリオの開始時に損害をそのまま引き継ぎます。このフェーズでは購入ポイントを消費してコアユニットを修理するとともにコアユニットを他の種類のユニットに変換することができます。ただし変換できるユニットの種類は元のユニットの種類によってある程度制限されます。これは大まかに以下のグループ分けができます。   各グループ中では大抵の場合、戦力としては使い物にならないものの購入コストが安いという一点のみにおいて存在意義のあるユニットがあります。(SP Mortor, Truck, Mortor等) コアユニットの選択時にはこのグループ分けを考慮に入れるとキャンペーンを進めていく上で有効な部隊構成を得ることができるでしょう。
 

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