立体視のはなし

1.飛び出す写真と引っ込む写真
2.ステレオ向きの写真
3.裸眼立体視の応用
4.一枚の写真を立体化する(立体化処理)

2. ステレオ向きの写真

 普通の1枚で見る写真と同じ構図の写真でももちろんステレオ写真になりますが、ステレオ写真向きの写真というものがあるようです。1枚では前後関係がわかりにくい写真でも、ステレオ写真にすることにより前後の関係が明瞭になり迫力がでるものがあります。
次の写真はそういう写真です。


交差法です。


平行法です。


つぎの写真も1枚では何が写っているのかはっきりせず、意味不明のような写真ですがステレオ写真にすると鉄骨の感じがよくわかるようになります。


交差法です。


平行法です。


つぎの写真は何の変哲ない写真ですが、ステレオ写真にすると奥行き感がでて迫力がでてきます。
交差法です。


平行法です。


このようにステレオ写真に向いた被写体を撮影して浮かび上がらせることがステレオ写真の醍醐味といえるでしょう。1枚の写真で見てもすばらしい写真は多くの写真家や諸兄が発表されています。それはそれですばらしい味わいのある写真ですが、同じ写真をステレオ写真にしても単に立体にみえるだけの写真にしかすぎない場合もあります。逆に1まいの写真ではつまらないものでもステレオ写真にすることのよっって迫力のあるすばらしい作品になる場合もあります。
皆さんもステレオ写真を撮ってみませんか。





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