立体視のはなし

1.飛び出す写真と引っ込む写真
2.ステレオ向きの写真
3.裸眼立体視の応用
4.一枚の写真を立体化する(立体化処理)
5.Google Colabを使っった立体化処理 

4.一枚の写真を立体写真にする 2000.6.11 更新

 ステレオ写真は左右2枚の写真をペアで撮影する必要があります。しかし、1枚の写真から立体写真は作り出せないものでしょうか。ステレオ写真は2枚の写真をそれぞれの左右の目で見ることによって立体視するものです。左右の2枚の写真は撮影時の視差によってわずかに違っています。この違いを作り出せば立体写真ができるはずです。
次の写真はそういう写真です。


交差法です。
日光 華厳の滝 1996.9.24撮影

立体写真にみえますね。この写真は左側、すなわち右目用の写真がオリジナルの写真でこの写真をもとに左目用の写真をフォトレタッチソフトを利用作り出したものです。
このように1枚のオリジナル写真から立体写真を作り出すことは可能です。しかし、複雑な構図の写真は困難です。どんな写真でも立体化処理ができるのなら2枚の写真を撮影しなくても済みますがそうはなかなかいかないものです。

もう一枚、立体化処理をした写真をご覧ください。
交差法です。
北アルプスの冬


立体化処理の写真をさらに見てみようという方は以下のサンプル写真をクリックしてください。すべて交差法の写真です。

北アルプス夏 北アルプス夏 北アルプス冬 北アルプス冬
北アルプス冬 雷鳥 剱岳 夏 剱岳 夏






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