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今回、「金太郎のふるさと」としての南足柄市の町づくりに貢献された内田先生のお話を伺うことが出来ましたので、ここに紹介します。
[南足柄市主催「あしがら文化広場」講演(平成7年11月28日)での内容を中心にまとめました]
金太郎は何年前に生まれたでしょうか? 金太郎をどのように認識しているかによって答えが分かれるようです。 |
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1000年ほど前 | 平安時代:藤原道長全盛の世 ルーツは相撲使下毛野(しもつけの)公時か? |
200年ほど前 | 江戸時代:浄瑠璃・歌舞伎・浮世絵の創造の世界 |
100年ほど前 | 明治時代:「小学国語読本」気は優しくて力持ち |
日本各地にある金時・金太郎の故郷と墓所 |
ここで、疑問が湧きませんか?
「平安時代の歴史上の人物:下毛野(しもつけの)公時がなぜ、”足柄山の金太郎”になったのかしら?」と・・・
私の考えはこうです(クリック!)。
金太郎説話を色々調べられた内田先生は「金太郎のふるさと」争いは馬鹿げていると結論されています。
現在、子供は学校、幼稚園で「金太郎」を教えられません。
「金太郎の故郷」がどこだと言うより先に、放っておけば、知名度を失って忘れ去られてしまうでしょう。
近隣自治体との連帯と全国や世界を視野に入れた交流の創造と展開こそが、古くから伝えられた文化遺産を守り、21世紀の「金太郎のふるさと」を創るポイントではないか、とのことです。